私が使っている三種の神機のひとつであるレーザーカッターは、『SMART DIYs』というメーカーの『FABOOL Laser Mini 3.5W』です。検索してみて下さい。この機械を動かすためにはパソコンに『Smart DIYs Creator』というソフトをメーカーサイトからダウンロードしてインストールします。
Smart DIYs Creatorでは、左のようにレーザーで描いていく範囲(イラストの大きさ)、スピード、パワーを設定して機械を動作させます。
範囲は、イラストは額縁に入れて飾ろうと考えていますので額縁を実測してイラストの大きさを変更します。
ここでは、幅を78㎜にしています。
スピードを2000㎜/分、パワーを3.5Wの10%としています。この辺のパラメータは経験値によります。スクラッチシートに薄く跡がつけばいいのでパワーを弱くしています。これらの数値によってはスクラッチシートへの後の付き方は変わってきます。稼働時間は2分10秒くらいの予想のようです。
3分までかからずスクラッチシートへの下書き線ができました。
これからは手作業です。
外形の線内をスクラッチアート用のペンで削っていきます。こうして自分で描きたいイラストを仕上げてあとは、額縁に合わせてカットして納めれば出来上がりです。
このようにして、スクラッチシートに描きたいものを描くことができました。
スクラッチシートの魅力のひとつに、削る塗料の下にはどんなグラデーションカラーが塗られているかわからないところにもあるようです。削ってみないとどんな色が出てくるのか楽しみながらチャレンジしてみて下さい。
設計・彫刻工房 猪ノ刻では、イラスト画像などからのデータ作成やスクラッチアートの下絵作りのお手伝いを行っていますのでお気軽にご相談下さい。