最近、書店でスクラッチアートが並んでいるのをよく見かけます。
数年前、仙台に行ったとき東急ハンズ(エスパル内)で初めて見ました。
これは、下書きをなぞっていけばキラキラ輝く自由の女神が出来上がるようなものだったと思います。
なぞればみんな同じものが描けるわけですが、できれば自分オリジナルの絵を描けたら面白いだろうにと思いましたが当時は、下書きがないものは出回ってなく、スクラッチシートの作り方などをインターネットで検索して作った記憶があります。
そのうち、100均にて販売されていることを知り即購入しました。
しかし、図面ばかり描いていた私は白紙の紙にいきなりイラストを描く技術は持ってなく、白紙の紙であれば消しゴムで消せば書き直しができますがスクラッチシートは一発勝負!毎度毎度練習というわけにはいかず、イラストの描き方なる本を購入、しかし見ただけではうまくはならず。
スクラッチシートに下書きさえできれば・・・・ということで彫刻機で削ればいいかも、しかし相手は紙と黒い塗料、コンマゼロなにがしの厚みしかないため紙自体が持たないのは簡単に理解できる。それじゃあレーザーではどうか?薄く筋さえついてくれればとCADで簡単な線を描いて試してみました。
機械のパラメータは前例がないためひたすら感に頼ってというか、ローパワー、ハイスピードにセットしてみました。これがうまくいったので『これで作れる』と判断しました。
データの基となるイラストはどうする。できるだけ楽をしたい私はイラストの練習もかねて塗り絵を使うことを思いつきました。ところで、皆さんは愛用の手帳をお持ちでしょうか?私は今までこんな手帳は見たことがないというものを使っています。
描いて楽しい『なぞり猫手帳 2020』(成美動堂出版)
こういう手帳を思いつく人もいるんだなぁと感心するばかりです。
これは、猫のイラストの練習や集中力を養うにはいいかもしれないということで即購入。
前置きが長くなりましたが、スクラッチシートに猫のイラストを描いてみることにしました。
イラストは、塗り絵のイラスト(お手本)が薄いグレーで描かれているので区別するため加筆も含めて赤鉛筆でなぞることとしました。
これは、自分で描いた部分だけ取り出すのに役立つ手段の一例です。他にも描き方はあると思いますが、お手本を何もせずそのままお使いになることはスキルアップになりませんので自分で描いてみる様にして下さい。
イラスト作成まではアナログ作業になりますね。このあとスマホやパソコンを使っての電子データ作成になります。